2010年09月07日 GPIBからRS232Cへ
_ RS232Cでの制御の難しさ
普段、GPIBで制御している装置を、RS232Cで制御する必要があって、プログラムを書き換えていたが、意外に苦労してしまった。ボーレートやパリティの設定などは当然として、他にもいろいろと変えないといけないことが分かった。
あくまで、今回の装置に関してだが、以下のような変更をした。まず、命令の後にリターンコードをつけないといけない。GPIBだと、データの終了を示す信号があるので、区切りが分かるが、RS232Cだとその代わりにリターンコードを使う。次に、リモートモードへの移行コマンドを実行する必要があった。GPIBではRENラインがその役割をしてくれているのかも知れない。そして、writeとreadの間にwaitを入れる必要があった。GPIBではhand shakeをしているので、問題がないが、データが準備できていない時に読み出しに行くと、良くないのだろう。
一瞬でプログラムを書き上げるつもりだったが、つまらないこれらの問題点を発見するまでに、一時間ぐらいかかってしまった。