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セットアップ日記


2010年02月10日 mini10v到着

_ dell mini10v

2/3に注文していた、mini10vが本日到着した。ファンレス機で新しいmini10(1012)が出たので、もう10vを買うことは無いと思っていたが、おそらく最終処分セールなのか、急に割引をし始めたので、つい買ってしまった。windowsのプリインストール版の方がubuntu版よりも安くなっているので、仕方なく前者を選択した。しかしwindowsは使う気は全く無いので、xubuntu9.10をまずはインストールした。しかし、9.04に比べて、余分な修飾が増えたように感じる。さらに、ログイン画面でuserが選択できるようになっており、user名とpasswordの両方が分からない状態よりは、危険になっている気がして気に入らない。デフォルトではLXDEが無かったので、
aptitude install lxde
でインストールすると、ログイン画面でLXDEセッションが選択可能になった。しかし、起動が遅い。以前は3秒ぐらいだったはずだが。パスワードを打ってから18秒もかかる。他のセッションも測定してみると、XFCEは6秒で起動する。9.04の時とは逆の結果になっている。起動に時間がかかるのは耐えられないので、OSを入れ替えるか、LXDEをやめてXFCEにするかを検討する必要がある。あと発見したのが、SDが途中までしか入らないということだ。mini9では全部入るので、常に入れっぱなしにして使うことが可能だったが、mini10vでは半分ぐらい飛び出してしまうので、入れっぱなしにすることができなくなっている。それから、これは欠点というわけではないが、バッテリーの取り外し方も変わっていた。ロックをはずして普通は後ろに引っ張るのだが、下に引っ張って取る仕組みになっている。いろいろと細かい仕様が変わっているんだなあ。

2010年02月11日 4度目のインストール

_ 結局debian lennyに落ち着いた。

mini10vであるが、xubuntuのlxdeが遅いので、osを入れ替えることになった。いろいろと試行錯誤の結果、やはりdebianが良いだろうということになった。昔作ったxfce+lxde用のインストールCDでは、ネットワークがうまく認識できなかったので、5.04という最新のものを焼いてLXDEのdesktopとlaptopと標準システムをインストールした。やはりlxdeは起動が速い。こうでなければ。/etc/apt/source.listにcontribとnon-freeを加えて、CDROMをはずす。無線LANを使いやすいようにwicdを入れようとしたら、これはdebianには入っていないらしい。wicdのサイトによると、backportに入っているらしい。
deb http://www.backports.org/debian lenny-backports main contrib non-free
を加えて、aptitude updateを実行し、その後、debian-backports-keyringをインストールする。そうすると、wicdがインストールできるようになる。途中でkeyringがうまくいっていないのかもと思う警告が出たが、そのままインストール。wicdはうまく入ったが、無線LANはうまくいっていない。まあいいか。あとは、タッチパッドの設定。mini10vでは、タッチパッドの下の部分がボタンになっているので、ボタンを押そうとすると、変な位置にカーソルが飛んで行ってしまうことがあり、不便である。そこで、タッチパッドの設定が必須である。しかし、debianでsynclientをどうやって有効にするのかまだ分からないので、しばらく保留になってしまった。

2010年02月12日 mini10vの無線LAN

_ debianで使えるように

いろいろ調べてみると、mini10vにdebianを入れると、動かないものが結構あるようだ。まず、無線LANとスピーカーはうまく動かないらしい。他の人の記録を見ると、以前は有線LANも動かなかったらしい。lennyの新しいリリースではこれは解決しているようだが。

無線LANは、lspci -vnnで確認すると、BroadcomのBCM4312の14e4:4315というものを使っているらしい。このdriverは"supported 2.6.32 and later"らしく、debian lennyではそのままでは使えないようだ。しかし、b43-fwcutterをインストールして、modprobe b43とすると、何かmoduleが組み込まれているようだ。動かないが。もう少し試してみよう。


2010年02月13日 mini10vでdebian

_ DebianWiki

debian lennyをインストールしたmini10vだが、無線LANとスピーカーが動いていないことが分かった。いろいろと調べていると、優れた先人はいるもので、DebianWikiにmini10vへのインストールのコツが書いてあった。無線LANはすでに分かっていたように、BCM4312のdriverをなんとかしないといけない。スピーカーは最新のalsaをコンパイルし直さなければいけないらしい。イヤホンでは聞けるのが不思議なのだが。

wikiを参考にalsaをいじってみることにした。まずは、alsaのページから、driver,library,utilitiesをdownloadする。そして、build-essentialとncurses-dev,libncursesw5-dev,xmltoをインストールする。現在使っているkernelのheaderもインストールする。私の場合はlinux-headers-2.6.26-2-686だった。そして、tar xjfでファイルを展開して./configure,make,sudo make installを順に実行する。driverを入れた後にsudo alsaconfを実行すると、とりあえずは音が出るようになった。気持ち悪いのでlibraryとutilitiesも入れようとしたら、エラーが出ている。まあ、動いているからいいか。


2010年02月14日 lennyのtouchpadの設定

_ synclientを使えるように

mini10vのtouchpadの設定をしたかったのだが、SHMConfigを有効する方法がなかなか分からなくて悪戦苦闘した。ubuntuではhalで設定したが、debianでは違うようだ。/etc/X11/xorg.confを編集するしかないようだったので、いろいろと試したり、調べたりしていたが、結局次のようにするとsynclientが動くようになった。まず、ServerLayoutを書く。
Section "ServerLayout"
	Identifier	"Layout1"
	Screen		"Default Screen"
	InputDevice	"Generic Keyboard"	"CoreKeyboard"
	InputDevice	"Synaptics Touchpad"	"CorePointer"
EndSection
次に、mouseのところをsynapticsと書き換える。
Section "InputDevice"
#	Identifier	"Configured Mouse"
#	Driver		"mouse"
	Identifier	"Synaptics Touchpad"
	Driver		"synaptics"
	Option		"SHMConfig"	"true"
EndSection
これで、ようやくいろいろと設定できるようになった。synclientで設定してもよいし、Optionで指定すれば、touchpadの挙動を変えることができる。

2010年02月17日 mini10vの無線LAN

_ 一通りの設定が終了

mini10vのsetupの最終段階として、wifiが使えるようにした。DebianWikiにしたがって、32bit用のdriverのsourceを落としてきて、tar xzfで展開して、
make
sudo cp wl.ko /lib/modules/2.6.26-2-686/kernel/net/wireless
sudo depmod
として、driverをインストール。iwconfigで確認すると、eth1になっていたので、wicdの設定を変更すると、無事に使えるようになった。

2010年02月18日 rubyで順列

_ permutation

ruby1.9では、いろいろと新しいmethodが追加されている。arrayには、順列や組み合わせを生成するメソッドが新しくできていて、いつか使おうと思っていた。文字列を組み合わせた文字列を生成する必要があったので、やってみた。
parts=["a","b","c","d"]
parts.permutation.to_a.each{|a|
puts a.join("")
}
これをruby1.9で動かせば、すべての場合が表示される。

2010年02月28日 wineのシリアルポート

_ 最近のwineは未対応なのか

windowsからシリアルポート(RS232C)を使って装置をコントロールするプログラムがあったのだが、古いwindowsはサポートが切れてきたし、networkにつなぐのは不安なので、wineを使ってlinux上で動かしていた。数年前にセットアップしたものだったので、debian etchぐらいで動いていたのだと思う。そろそろOSを新しくしようと思ってLennyにしてみたが、肝心のプログラムが動かなくなってしまった。色々と調べていたら、比較的新しいwineではシリアルポートが動かなかったとかいう報告があった。プログラムが動いていた古いwineを
wine --version
で確認するとwine-0.9.25だった。一方、lennyのものは1.0.1のようだ。原因はよく分からないし、シリアルポートを使っている人は少なくなってしまったのか、インターネット上でもあまり情報が見つからなかったので、古いwineをコンパイルしてインストールすることにした。とりあえず、以前と同じversionのソースを取ってきて展開してREADMEを読むと、
./tools/wineinstall
とすると、簡単にインストールしてくれるようだ。何度もパッケージが無いと警告されて、その度に必要なパッケージをインストールたが、結局build-essential,flex,bison,libx11-dev,libxext-devを入れたら、無事インストールできた。さて、問題のプログラムはというと、無事に起動した。つまり、新しいwineだとシリアルポートをきちんと扱えていないということなのだろう。どのversionからダメになったのだろうか。その後、他の人が使い易いように設定をしたりしていたが、なぜかnetworkが認識できていないことに気がついた。まあ、どうせ四月になったら別のPCに入れ替えるつもりだったし、まあいいか。